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2020年10月の記事一覧

寿退社

2020年10月17日

 若手の方々を対象にキャリア研修を実施させていただいた時のことです。

「昔の方は、結婚すると仕事辞めなきゃいけなかったんですよね?」ある受講生さんから、こんな質問がありました。

昭和では、当たり前に聞かれていた「寿退社」という言葉。結婚と同時に女性が退職を選ぶことを表現していました。自分が社会人になったころも、寿退社は当たり前の女性のキャリアの築き方であり、むしろ、結婚後も働き続けることは、マイナーな道。そのためには、数多の障害と向き合う必要がありました。

時は流れて、今や、DEWKS=Double Employed with Kids=共働きで子供を持つ が主流です。男性が育児休暇を取得することも、すっかり推奨されるようになりました。

選択肢がますます豊かになっている中、結局、自分にとっての最善の答えを知っているのは、自分だけ。

「答えは、あなたの中にある。」今も変わらぬキャリア開発の神髄です。

アンコンシャスバイアスに向き合う

2020年10月11日

 ダイバーシティマネジメントを進めるにあたっての、キーワードの一つが「アンコンシャスバイアス」。無意識の偏見と言われるものです。

自分では、全く意識していないため、口にしてしまう一言が、相手や自分の行動にブレーキを掛けてしまうことがあります。

「経験が無いから、ちょっと無理だと思うけれど・・・」部下がチャレンジを申し出たときに、つい口にしてしまう、この一言。”成功のためには、経験が必要である”という偏見からの発言です。この偏見により、部下は、成長のためのチャレンジの機会を失ってしまいますし、場合によっては、上司を“理解の無い人”と受けとめかねません。

何と言っても、アンコンシャス=無意識だけに、なかなかこのバイアスには気づきにくいものです。特に、日本は世界でも珍しいほぼ、単一民族の国。考え方や価値観も極めて同質性が高いと言えます。それがゆえに、自分にとっての当たり前=世の中の常識と解釈してしまっているのです。

アンコンシャスバイアスに気づくには、まず異質に触れることです。異なるものの見方、感じ方に触れることで、自分の当たり前が全てではないことに気づく。ダイバーシティマネジメントの第一歩です。

オンライン ハラスメント

2020年10月04日

 セクハラ・パワハラ・マタハラ・アカハラ・・・と、ハラスメントに関わる事象は、後を絶ちませんが、最近、耳にするようになったハラスメントの一つが、”オンライン” ハラスメントです。

具体的には、ZOOMなどのオンラインで仕事をしている際に、画面に映りこんでいる相手の自宅の様子に言及することで、不快感を与えてしまうことを指すそうです。良かれと思って口にする「素敵な部屋ですね。」、「カーテンの色が良いですね。」といった言葉さえ、受け取り手によっては、聞きたくないひと言になっているというのです。

実際、オンラインでの業務時の注意事項として、社内で文書通達されておられるケースも、少なくありません。

やり過ぎ感を持たないわけでもありませんが、対面と違って、いわゆる空気感や雰囲気が伝わりにくく、言語そのものの印象が際立ってしまうオンラインコミュニケーションならでは、と言える悩みです。自衛策として、ビデオを常にオフにすることを推奨される弁護士の先生方もいらっしゃいます。

個人的には、オンラインと言えども、やはり相手の表情を確認しながらコミュニケーションを取りたい自分だけに、改めてこの機会に、自戒したいと思います。