バルト3国+ベラルーシ
2014年09月29日9日間かけて、バルト3国とベラルーシを視察しました。
バルト3国というと、その名前さえ不明確なくらい、我々日本人からは遠い国々でイメージさえも抱きにくいものですが、その実態を知れば知るほど、驚きの連続でした。
なかでも、エストニアはITが大変進んでおり、世界で最も進化している電子政府がすでに実現しています。日本の政府関係者の方々も頻繁に訪問されておられるとのことです。
何しろ、全国民がデジタルIDを持ち、生活はもちろんビジネスでさえ、このIDをもとに展開されています。起業に必要な時間は、わずか30分。納税等はすべて、中央管理されているデータが省庁間で共有されることにより、5分もあれば終了。もはや”税理士”等の職業は不要になっているというのです。
その裏には、すでに幼稚園からスタートしているIT教育があります。早ければ6歳からコーディングを学ぶそうです。
“IT教育を早期から始めるのは、IT職に就いてほしいという思いからではない。早期から、語数の限られたプログラミング言語でコミュニケーションを試みることで、論理性が養われていくのだ。”印象的な言葉でした。