新型うつ
2012年11月30日今や、メンタルヘルスマネジメントの分野において、新型うつの話を避けては通れなくなりました。
とはいえ、この新型うつ。実はこの言葉の出所さえ不明確。恐らく、マスコミがいつの間にか使うようになった呼称であると言われており、専門用語という位置づけでもありません。
だいたい2000年ごろからみられるようになった、“従来うつ”とは、ことなるうつ。それが、”新型うつ”、”現代型うつ”、”未熟型うつ”等と呼ばれるようになったのです。
呼称はどうあれ、マネジメントにとって大切なことは、何よりこういった事態にならないための予防策をいかにうてるのか。そして、それでも発生してまった際に、どれだけ迅速に適切な対応ができるかに尽きます。
ともすれば、甘えなのか、本当に病気なのかといった議論に終始しがちですが、診断はあくまでもプロであるお医者様の仕事。現場で我々が意識すべきは、なにより、社員の”心身”の安全配慮であり、健康への配慮。心身の健康無くして、高い生産性など、まずは望めないのですから。