ある企業様でのリーダー研修の場に、ロールモデルとなるべき方にお出でいただき、お話を聞かせていただきました。
もともと受講生の方々に、アンケートでお伺いしたところ、誰もが口を揃えて、”是非話を聞きたい!”とおっしゃっておられた方だけに、こちらも楽しみにしていた場です。
そして、延々2時間にわたってお伺いしたお話は、まだまだ時間が足りないと思うほど魅力的なもの。飾らない言葉の中に、ご自身がリーダー像を明確に持たれ、仕事のあらゆる側面において実践されておられることが、十二分に伝わってきました。
ロールモデルに恵まれる職場というのは、残念ながら、そうそうあるものではありません。本人から直接お話を聞く貴重な一時体験。その影響力は、計り知れないものに違いありません。
SMBCC様で、若年層の人材育成についてセミナーをさせていただきました。
いわゆる”いまどき”の若者をいかにマネジメントするか。これは、何も、今に始まった問題ではなく、古代アッシリアの碑文にも記されているというのは有名な話であり、いつの時代も世代間格差はマネジメントにおいて軽視できない問題として存在しています。
振り返ってみれば、自分自身も新入社員のころ、”新人類”というくくりの中で、ずいぶん先輩方のお手を煩わせてしまったものです。当時は、なぜ、自分たちの当たり前を理解してもらえないのか、上の世代の当たり前に賛同しなくてはならないのか、理解できないままでしたが。
ある世代間に共通の思考・行動特性があることが事実であるならば、軽視や否定する前に、その背景を知り、対応する。制度での対応は、即実行できないものも少なくありませんが、個々を見、相手の力が最大限に発揮されるように動くことは、可能なのです。それこそが、マネジメントの意味するところなのですから。